アップコンバージョンが本当にダメなのか....?2014年09月30日 23時59分

2014年9月19日に、当BlogにW1AWまつりが....荒野の七人で大混乱....というタイトルの記事を投稿しましたが....


アップコンバージョンのIC-7600では、近所の某kW局の送信周波数からは1.7KHz離れないと聴いていられない....という趣旨でした。

つまりスプリット運用でup1(kHz)を指定されると、近所のkW局が放つワッショイワッショイの掛け声の渦で、交信相手の信号が聞こえにくくなる....ということです。

受信機の第一IF段の前にあるフィルター(Roofing-Filter)の通過帯域幅を狭めることが出来れば、近所のkW局の信号はカットする事が可能です。
しかし、アップコンバージョン方式だと第一IFの周波数が高いので、狭帯域かつ急峻なスカート特性を持つRoofing-Filterを装備する事が難しいということなのですね。


さて、上の画像は、私のCWモード運用時のフィルター選択状況です。

このIC-7600のRoofing-Filterの選択度は3KHz巾に狭めることが精一杯ですが、しかし、これで1.7kHz離れた局の影響が回避できるのですから、High-Freqでスカート特性の緩いフィルターでも、ソレなりに効いている....という事なのでしょう。

周波数構成がアップコンバージョンであれダウンコンバージョンであれ、Roofing-Filterを狭帯域巾にしスカート特性を頑張れば近接大電力局の影響を回避できる可能性があるワケですが、かの仏壇彩色バージョンのIC-7850はRoofing-Filterに1.2kHz巾のまともなフィルターを投入するようです。

ひょっとしたらアップコンバージョンでも荒野の七人で大混乱....な状況下でソコソコ使えるのかも知れませんが、そのおネダンは130万円だとも言われてますので、これではお話にならないと思いますね。

結局、ダメなのはアップかダウンかとかいう方式ではなく、使い物になる製品を適切な価格でユーザーに提供できるかどうかという企業努力の結果なのかも知れません。