春の機器整備祭典.... (7)2018年03月24日 23時59分

純国産の符号生成型USBキーヤー USBIF4CW を頒布している方が....

汎用のUSBインターフェース digiaid を....

新たなラインナップとしてから暫くの時が経ちました。



USBポート出力 で CWキーイング をすると、汎用のインターフェースでは符号が乱れたり、速度の調整が操作意図と合致しない時がありますので....

USBIF4CWやWinkeyerなどの符号生成型USBキーヤー は手放せません。

しかしながら、JT-65 や、それに次ぐ FT-8 などの舶来のアプリ....、例えば WSJT-X などは USBIF4CW に対応する気配がありません。
ガラケーのIモードみたいなモンには、世界は靡いてくれないようでありますネ。w
 
 と、書いて暫くして....
 いんや、WinkeyerのPTT機能流用....も無いので、そもそも欧米人の発想の範疇外
 なのかも知れないゾ....と気が付いたワタクシです。

まぁ、CATコントロール による送受信切り替え....を使えば良いのでしょうが、世の中の趨勢は、汎用のUSBインターフェース の時代に向っているのでしょう。



てなことで、拙宅でも....


digiaid を 2台入手して、実際に使用を開始しております。



ところが数日前、頒布元から 1通のメールが届き....

digiaid のバージョンによっては、使用環境 (接続するPC) により変調が掛からない場合があるので、必要であれば対策をします....

....との情報が目に入りました。その対策内容の説明には....

2.2kΩの抵抗が云々....

....との話がありましたので、インターフェースをゼロから自作した経験のある者には....

はは~ん、コレはきっとアレでしょうナ....

....と思い当たるフシがありました。



では、さっそく digiaid を開腹して吟味してみる事にしましょう....


向って左側のブツは昨年のハムフェア会場で入手したモノで、基板上のシルク印刷には 2017/01/21 と印されていました。
そして右側のブツは先日頒布元から通販で入手したモノで、同様に 2018/08/26 と印されています。

両者の基板をヨ~ク見ると....


2018/08/26 バージョンには、入出力信号の減衰のために 2.2kΩの抵抗が 2本追加されております。

さて、変調が掛からない問題....。あくまでも私の想像ですが....

旧バージョンだと、PCサウンドのスピーカー出力を無線機のACC端子に入れるような接続で過大入力となり....
無線機のACC端子からの信号をPCサウンドのマイク入力に入れる様な接続で過大入力となるので....

新バージョンでは双方とも 2.2kΩの抵抗で減衰させるようにしたのだけれども....

最近のWindowsのPCサウンドデ・バイスは負荷がハイインピーダンスだとライン出力を自動選択して作動してしまうので低レベル(ラインレベル)となり、結果的に変調が掛からなくなってしまう....という問題が起こっているのだと思いました。

しかしこれ、2.2kΩの抵抗を取っ払うと負荷がローインピーダンスとなるため、PCサウンド・デバイスはライン出力....じゃなくスピーカーを駆動できる出力を出しちゃうかも知れませんから、底なし沼の WPX Award ならぬ....

いたちゴッコのインターフェース泥沼....

....にハマってしまうかも知れませんネ。w



じゃあ、どうすれば良いのかと考えてみると、何となく結論が見えました。


これは、拙宅のジャンクボックスで眠っていたインターフェースの一つです。

拙宅でゼロから自作したブツたちは蛇の目基板で作ってまして、とても説明の例としてお見せするには、憚られるシロモノですので....


1990年代 (古いネ!!) に....

Winpix-pro の正規ユーザーに対して JAST が頒布していた基板 ....


....を使用したインターフェースを例にとって説明する事にしましょう。


これも、簡単な構造なのですが....


赤と青の丸印で囲んだ部分を見て頂いたら解るように、インターフェースを通過する信号をスルーまたは減衰させる必要がある際には....

ジャンパポストに挿されたジャンパピンの設定で....

....それぞれの状態に切り替えられるような工夫の設計がされてあります。

さらに重要な事は....

もし PCサウンド・デバイスの端子にナニが繋げられたかを判断する材料として負荷インピーダンスを見ているのであるとすると....

赤と青の四角印で囲んだ部分にあるような半固定VRの最大抵抗値で信号を受け、分圧のような感じで信号を取り出す回路構成になっていれば....

PCサウンド・デバイスは、出力端子にスピーカーでは無く何らかの機器が繋がったものと判断し、ラインレベル出力を出してくるんじゃ無いか....

....と思ったのですが、既に拙宅では....


トランシーバでの AFSK入力やら、AF出力の取り出しやらは、ICOM製トランシーバに内蔵されたCODEC を使用しUSB接続で扱うこと....

....に、ホンの先日、一本化してしまった後なので、もはや検証はクソ面倒であり....

そのまんま、放置新聞....


....と相成ってしまったワケなのであります。

どなたか暇を持て余している元気な(老人の)方、チョイと検証し、自分が思いついたようなフリをして、ご自身のBlogの肥やしにでもされてくださいませ。w



ところで、PCと無線機の音声データのやりとりをUSBでやればレベル問題は回避できるのか....というと、さにあらず。

例えば拙宅のトランシーバ群では、ほぼ....

IC-7300 = IC-7610 でありますが....

変調入力の要求レベルは....

IC-7300 = IC-7610 < IC-7200 ....

....となっておりまして、同一メーカーであっても、同じ時期に設計・製造された無線機を揃えておいた方が....

底なしのUSB泥沼に嵌らなくて済む....

....ようでもあります。



さてさて、てなことをやっていると 3月も残り少なくなり、本格的に桜の開花情報が耳に入ってくるようになりました。

そろそろ、春の....機器整備の....祭典も、残すところは一つとなったようです。

(春の次は....、もちろんゴールデンウィークの何とやらですよ....、毎年のように。w)