よし、新スプリアス規格2018年05月11日 23時59分

関東総合通信局のサイトに....

複数の国産リニアを新スプリアス確認設備とみなす....


....という発表が登場したのは、もう1ヶ月も前の話だったようです。


その後、5月7日付けで、アツデンの10番目が追加されたのですね。

いささか、話題にするには古いネタでしたか....。w



さて、拙宅のkW局の場合は平成15年に検査を受けました。

あの頃は、VHF帯が主体でアナログ変調だけのテレビ放送...の時代でしたから、TVIに関しては....

非情に厳しい検査がありました。

それが11バンド。

50MHz帯のkW検査では、さまざまな条件を要求されながら....

ブラウン管に穴が明くんじゃ無いか....

....と凝視するN技官の検査が延々と続きました。

さらに電話はメタリック回線の時代で、ADSLなんてのもスタートしてましたから、これらも鬼門でありましたネ。

この、鬼TVI検査....に先立ち....

疑似負荷を使用してBirdの電力計による出力検査....

....もありました。

本省から出向したキャリアさんが隊長の検査でしたので飲み込みが悪く、危うく MFJのCantena のトランスオイルが吹き出しそうになりましたが....

そこは、近畿総通部隊が的確なインターセプトで、事故を防いでくれたものでした。

もちろんTVIの検査の際にはフルパワーかどうかを確認するため出力測定は続いていきます。

そして、さらにさらに同時並行で....

電波防護指針に基づく、実地測定検査がありました....。

まぁ、言うなれば....

ヘレンケラーの三重苦のような規定の検査....

....が、あったワケでして....

それら全てを満たす条件で検査合格しています。



そうか....、そうですよ....

拙宅は電波防護指針に基づく基準値をクリアしてるんですよ!!。

....と言う事は....

指定事項の一部を変えて、リニアを含めた変更検査を受けりゃ....

新スプリアス規定に合致した無線設備に出来る....

....のですよね。

では、15年前に比べると、何か変わっているのかしらん....?、と調べてみると....


電波防護指針に基づく基準値に適合していることの証明書....

....に、電界強度計算書と平面図に立面図....が必要と書いてあります。

記憶にある資料ばかりなので、探してみると....

机の引き出しの中のファイルに、15年前の申請資料が残ってました!!。

それを見ると....


結局、15年前も、同じことをやってたんですね。w

平面図に立面図、そして電界強度計算書ですよ。

当時は、俯角減衰量....というサービスが明確じゃ無かったので....

半波長ダイポールで計算するように指示された....

....のですが....

実は、これが最も厳しい....。

で、当然の事ながら、測定検査は拙宅の塀の外の道路や公園も含めて、あっちこっち....という、教科書通り?の測定の嵐を、10V/m以下で合格しています。

http://www.kubo-net.jp/radio/aux_dir/50MHz.html



それでは、変更検査に先立つ、変更申請時に必要な....

今の俯角減衰量を考慮した電界強度計算書を作れるのかどうか....

....を、実際に試してみました。

手元には、シュミレーションソフトはMMANA....しかありませんので、これで計算してみます。


だいたい、28MHz帯と50MHz帯が難儀するバンドなので、これらをシュミレーションしてみれば白黒がハッキリします。

左側がトライバンドの28MHz部分、右側が50MHzのHB9CVです。

15年前に実地測定された場所を思い出しながら仰角を算出し、それを加味させて計算してみると....


こんな結果が出ました。

で、それを現代の電界強度計算書に入れてみると、答えは....


28MHz帯も50MHz帯も「○」となります!!。

15年前でも、現代と同じ基準の測定検査を通ったんですから....

そうですよね、当たり前ですよね。w

そして、この表で求められた数値は、検査の時の記憶とほぼ一致します。

う~ん、現実に即してヨク出来た仕組みだこと....。

....と、今更に感心していても、仕方が無いのですが。



ちなみに、24MHz帯はロータリーダイポールなので....

厳しい条件....

....となりますが、マストトップに上げてあるのでセーフなんですよね。これが。



てなことで、今後、新スプリアス規格の取り扱いに関し、拙宅のリニアアンプ群がどうなるのかは予断を許しませんが....

検査に来てくれるんだったら、また受けちゃおうか....

....って、前向きに思ってしまった、五月晴れのとある日でありました。



結局、検査のフルハウス....を受けた経験から言うと、VHFアナログテレビ放送のTVI対策に比べたら、俯角減衰量で困る....なんて言うのは甘いのかも知れません。
そもそも俯角減衰量を考慮して貰えなければ、書面のクリアが大変なんです。

ちなみに私がこれから検査を受けようとして、MMANAのシュミレーション如きではダメだ....と言われたならば....

サッサとアンテナのメーカーを変えちゃいますが....。w